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大型倒産(原則負債総額30億円以上)および注目企業の動向
TSR速報

2021/01/06(水)

会社更生開始決定

負債総額約168億8400万円

福岡 ゴルフ場経営 (株)ザ・クイーンズヒルゴルフ場

~~民事再生から一転、会社更生に~~

※画像は実際の企業と関係はありません

 2020年10月8日に福岡地裁に債権者から民事再生法の適用を申し立てられ12月7日、開始決定を受けた(株)ザ・クイーンズヒルゴルフ場(TSR企業コード:870370421、法人番号:5290001033263、糸島市富838、設立1990(平成2)年12月、資本金2,000万円、田原司社長)は12月21日、東京地裁に会社更生法の適用を申請し1月5日、開始決定を受けた。更生管財人には小畑英一弁護士(TF法律事務所、東京都千代田区平河町2-7-5、電話03-6206-1310)が選任された。
 負債は預託金118億円を含めて約168億8,400万円(2019年7月期末時点)。

 総合不動産・マンション分譲を手掛けていた前代表・田原學氏が、1990年12月にゴルフ場の建設を目的に設立。ゴルフ場設計では著名な服部彰氏がコース設計を手掛け、女子プロゴルファー岡本綾子氏の監修のもと、1992年11月に「ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(18ホール、パー72、7054ヤード)」をオープンした。
 福岡市内や福岡空港、JR博多駅からアクセスしやすい好立地に所在。また、日本のプロゴルフメジャー大会の1つである「日本プロゴルフ選手権大会」の開催実績もあり、県内ではハイクラスのゴルフ場として優良顧客を抱え、2000年7月期の売上高は9億3,569万円を計上していた。しかし、ゴルフ人口の減少や他社との競合による低価格化などから業績は軟調に推移。2001年7月期には2億2,831万円の債務超過に陥っていた。また、2002年11月に預託金約90億円を3分割して償還期間を10年に延長した。

 こうしたなか、金融機関からの借入金がサービサーに譲渡され、2012年11月に償還期限を迎える預託金約118億円について、会員に対して「永久債」への転換を要請した。
 2017年3月には前代表の田原學氏が死去。2019年12月に長男である田原司氏が代表取締役に就任したが、新代表と旧経営陣の間で経営権をめぐる争いが生じ、新代表による再建は困難として2020年10月8日、債権者より福岡地裁へ民事再生手続き開始を申し立てられ、開始決定を受けていた。
 しかし、当社と株主でもある田原司氏は再建スキームに幅を持たせる目的で12月21日、東京地裁に会社更生法の適用を申請していた。

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